[history]
ベンリネス山の恩恵を余すところなく享受しながら1836年に創業したグレンファークラスは、今では数少なくなった家族経営による蒸留所の一つです。グレンファークラスとは、ゲール語で『緑の草の生い茂る谷間』を意味します。堂々と聳え立つベンリネス山の麓にある蒸留所は、長い年月をかけて浄化された雪解け水がこんこんと湧き出る恵まれた立地の下、オリジナリティ溢れたシングルモルトウイスキーが造られます。
[location]
蒸留所の後ろには、ヒースに覆われ、秋は紫色に色づき、冬には白い雪に染まり荘厳なたたずまいを見せる標高814メートルのベンリネスの山々がそびえ立っています。冬の雪解け水はピート(草炭)層を通り抜け、花崗岩の下へ深く浸み込み、柔らかくほんの少しの酸味を含むウイスキー造りに最適の純粋でクリスタルのように透明な湧水となります。特にスペイサイドに湧き出る水はウイスキー造りには最適で、スコットランドの蒸留所の半分以上はこの土地に位置しています。
[people]
1、仕込み水に背後のベンリネス山の良質な軟水を使用。2、シェリー樽のみ使用する。3、独自の個性を大切にし、ボトラーズへのカスク売りを一切行っていない。このようなこだわりのウイスキー造りにより、もともとスコットランドでは根強い人気がありましたが、現在では欧米、さらにオーストラリア、アジアでも、その人気を不動のものとしています。