●モンドセレクション2007 金賞受賞
[history]
1912年(明治45年)、久留米の日本酒の造り酒屋の娘として生を受けた林田春野は、1930年(昭和5年)に若竹屋酒造に嫁ぎます。当時の日本酒蔵は、力仕事が多く、蔵のおかみとして大変な苦労をしながら、若竹屋酒造の発展を支える日々が続きました。
[location]
紅乙女の故郷、福岡県久留米市田主丸町は豊かな自然と歴史とフルーツの町。雄大な筑後川と耳納連山に抱かれて、大らかな人々の暮らしが息づくところ。その耳納山の麓に紅乙女の蒸留所はあります。 緑に囲まれ、野鳥のさえずりが聞こえてくる静かな自然の中で、紅乙女の原酒は眠りについています。
[people]
紅乙女酒造では、焼酎を“祥酎”と呼びます。「祥」は、「おめでたいしるし」という意味を持ちます。林田春野は、紅乙女の祥酎は、『ヤケ酒のようにつらいことを忘れるためではなく、嬉しい時やおめでたい時の幸せを運ぶお酒でありたい』と願っていました。そんな創業者の思いを込め、新しい種類のお酒として“祥酎”と命名されているのです。