[history]
万治二年(1659年)、徳川四代将軍家綱の時代。材木商として活躍していた嘉納治郎太夫宗徳が、当時、先端の製造業であった酒造業に手を広げ、本宅敷地内に酒蔵を建て、酒造業を本格的に開始。ここに菊正宗350余年の歴史が始まりました。
[location]
菊正宗の神髄である本流辛口。すっきりと力強い味わいは、神秘の水「宮水」なくして醸すことはできません。花崗岩質でできた六甲山系に源を発する伏流水の中でも、西宮のわずか数百メートル四方にだけ湧き出る地下水は、ひときわ酒造りに適した水質を持つため、「宮水」と呼び慣わされ、大切に扱われてきました。この宮水地帯に、菊正宗は他社をはるかに凌ぐ15本の井戸を管理。阪神・淡路大震災の際には2ヶ月にわたって水が止まった近辺の住民の方々に広く開放されました。
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菊正宗は、「飲み飽きしない日本酒こそ“本流”である」という信念があるからです。飲み飽きしない日本酒とは、キレのよい辛口酒であると考えます。 「キレのよい辛口酒は後味に甘味が残らず、料理の味を損なうことがない」、このような信念の元、造りつづけている菊正宗のお酒はおかげさまで、多くのお客様に支持していただいております。