[history]
花の舞の創業者、高田市三郎が遠江国あらたま村宮口で清酒製造業を始めたのは江戸末期の元治元年、1864年です。元治元年はペリーが浦賀に来航した11年後、桜田門外の4年後、大政奉還の3年前に当たります。花の舞の銘柄は天竜川系に古来から伝わる奉納おどり「花の舞」に由来します。蔵の大屋根は今も創業当時の面影を残しています。
[location]
花の舞では以前より地元農家と契約を結び、上質の酒造好適米を確保してきました。ここ静岡県西部地域の気候風土が山田錦の栽培適地であることが確認され、数年前より酒造好適米の最高峰である山田錦の栽培が本格的に始まり、今では、本場兵庫産にも劣らない上質の山田錦が収穫されています。花の舞ではそれらの供給を受け、名実ともにこだわりの「地酒」を誕生させています。
[people]
「花の舞」は、酒造りを子育てと同じように考えています。愛情を注ぎ、慈しみ育ててこそ、納得のいく酒造りができると思います。そのための必要条件は、最上質の原料米の吟味、買付けに始まり、蔵の設備の充実、杜氏をはじめ、蔵人の技能の研鑚とチームワークです。