[history]
シャトー・ボーロンは1480年、ルイ11世の治世に生まれたシャトーで、1510年にボーロン家が引き継ぎ、そのままメーカー名として今日残っているという老舗のコニャックメーカーです。
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今日ブランデーの原料として主力となるユニブラン種のブドウとは別に、極上の味を醸し出すフォルブランシュ種の栽培にも力を入れています。
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フォルブランシュ品種は19世紀後半のフィロキセラ(害虫)の大災害で絶滅に瀕した幻のブドウで皮が薄く大変香り豊かで特別な品種ですが、コニャックの地域ではカビや病気になりやすい手間のかかる品種として知られています。ブドウの身は詰まっていて房も小さくコストの高い品種で、あまり植えられていませんでしたが、ボーロン氏は手間暇を惜しまずに良いものを作りたいという想いから、12年前より本格的に植え始めました。