[history]
国産初の商品の計画は、シーグラムグループと提携した1971年から始まっていました。スコットランドから運ばれてきた原酒をもとに、アメリカ・ボルチモアのダンドーク工場で試作品をつくり、1972年10月に日本に輸入しました。日本で、世界に通用する高品質の商品を売り出すという当初からの方針に従い、3種類に絞られたサンプルの中から選ばれたのが、香りがよく口当たりがスムーズな「ロバートブラウン」だったのです。
[location]
1972年、キリンビール株式会社はキリン・シーグラム株式会社を設立し、静岡県御殿場市に蒸溜所の建設を開始しました。夏は涼しく、冬は厳しい寒さになり、霧が多い御殿場は、スコッチウイスキーの産地であるスコットランドのハイランド地方に気候が似ていたのです。およそ50年の歳月を経て濾過され、自然によって研かれた富士の伏流水がマザーウォーターとなりました。
[people]
日本で、日本人にあったウイスキーをつくりたい、日本で世界に通用するウイスキーをつくりたい…そんな想いでつくられたのが「ロバートブラウン」です。