●全国燗酒コンテスト2018 金賞受賞
[history]
石川酒造の歴史は文久3年(1863)に始まります。多摩川の対岸、小川村(現在のあきる野市)の森田酒造の蔵を借りて13代当主和吉が酒造りを始めました。森田酒造の「八重菊」と姉妹関係ということで、創業銘柄は「八重桜(やえさくら)」としました。その後、大正8年(1919)に「八重梅」と改められ、昭和8年(1933)から現在の「多満自慢」の銘柄名を使用しています。
[location]
昔ながらの慣習通り、秋から初春の頃にだけ仕込みを行う「寒造り」といわれる造り方をしています。お酒造りに使用する仕込み水は敷地の地下150mより汲み上げる東京の天然水(中硬水)。 仕込み作業は、明治期に酒造り用に建築した国登録有形文化財の土蔵を大切に手入れ、修籍しながら、その中で行います。
[people]
国の登録有形文化財に指定された建造物を6棟有する歴史ある酒蔵。明治13年、この熊川の地に酒蔵を建ててから現在まで130年余り、これらの土蔵にさまざまな歴史を刻んできました。この地の水と空気から生まれた「多満自慢」を誇りに思うと同時に、これからも新しい酒造りの可能性を追求し、地元の皆様とともに歩んでまいります。