[history]
本坊酒造は、明治5年(1872年)の創業以来百悠余年に亘り、先代からの思いを繋げ現在に至ります。本坊松左衛門は、年号も明治に変わって間もない混乱の頃より、父郷右衛門の志「殖産興業による社会奉仕」という精神を受け継ぎ事業を展開。明治後半には、薩摩を代表する特産物である甘藷を使っての焼酎製造に着手しました。
[location]
どこで製造しても、同じ品質での提供を目指す工業製品とは違い、お酒は地域に深く結びついています。その地域で獲れる原材料・仕込みに使う水・発酵時の気温や湿度・その蔵にいる酵母など、様々な要素が密接に絡み合い、その土地でしか造れない酒ができ上がります。だからこそ、本坊酒造はその地域に根ざした、鹿児島県内に4つの焼酎蔵と、梅酒蔵、ウイスキー蒸溜所、山梨に2つのワイナリー、長野にウイスキー蒸溜所の9つの拠点で酒を造っています。
[people]
鹿児島(薩摩)は、日本一の芋焼酎の生産量を誇り、その中でも特に、鹿児島産のさつま芋を使い、鹿児島で造られた芋焼酎のみに与えられる「薩摩焼酎」は、世界貿易機関 (WTO)の協定で原産地表示の保護指定を受けた、世界に認められたブランドです。本坊酒造は、焼酎の素材や蒸留方法にこだわり、多種多様な切り口の高品質な焼酎を、杜氏の想いを込めて酒造りをしています。