[history]
創業は元禄15年(1702年)。蔵元当主の祖先はもともと甲斐・武田家に繋がり、甲州から武州澤井村に移り住んだ一族だといいます。家紋が井桁に武田菱となっているのも、こうした由緒にもとづくもの。やがて小澤家は軍資金をもとに植林を始め、元禄年間(1688~1704年)に酒造りも営むようになりました。酒銘は「澤井」という地名にちなんで命名。以来、約300年にわたって東京・奥多摩の地酒として親しまれてきました。
[location]
「澤乃井」の所在地は、その昔「沢井村」と呼ばれており、その地名に因んで命名したものです。 「沢井」とは、豊かな名水が沢となって流れるところからつけられた地名です。日本に米があり、奥多摩に名水がある限り、澤乃井は美酒を造り続けてまいります。
[people]
酒造りに「絶対」はない。しかし、その有り得ない「絶対」を求め続けるべく、去年より今年、今年より来年・・・、向上心を持って、酒造りと向き合っていかなければならない。それが辛くもあり、また何よりも面白いのである。