[history]
「若鶴」という酒が生まれたのは、徳川時代も末期の文久2年(1862年)のことです。 はじめ越中の豪農が加賀藩の免許をうけて酒造りをはじめたのを、明治20年頃、桜井宗一郎家の一族がこれを継承して現在の本社所在地で酒造業を営みました。
[location]
広大な平野に散居村の風景が広がる、富山県砺波市。夏はさわやかな風が稲穂を揺らし、冬は一面の銀世界に包まれる、自然豊かなこの地で、若鶴酒造の酒は生まれます。酒造りの命ともいえる仕込み水は、長い時をかけてゆっくりと大地に磨かれた庄川の伏流水。ミネラルがとけ込んだ湧水と豊穣な大地に恵まれた砺波平野は、昔から銘酒のふるさととしても知られています。
[people]
1952年から続くウイスキー造りは、若鶴酒造のもうひとつの原点。150年あまりの歴史を刻む酒造りと同じく、こんこんと湧き出る清水と豊かな自然環境を活かし、この地でしかできない味や香りを追い求めています。ウイスキーと酒、原料や製造工程は違っても、「美味い酒を造りたい」という蔵人の想いは変わりません。